更新日:2016/12/14
カジノ解禁に向けた「統合型リゾート(IR)整備推進法案」(カジノ法案)が ”ようやく” 本日14日深夜に今国会にて成立しました。
民進党を中心とした反対勢力に気を使ってか、「ギャンブル依存症への対策も今後審議する!」・・というオマケ付での成立でしたが、 何はともあれ、おめでとうございます。
今後は、法整備を含めた建設実現に向けて、効率良い審議を展開されることを期待したいと思います。
でも、「ギャンブル依存症への対策」って簡単に言ってしまいましたが、
18兆円産業のパチンコを筆頭とした公営ギャンブルをすでに展開している、世界にも類を見ない
\ギャンブル大国/日本において、 何をもって今さら「ギャンブル依存症への対策」なのでしょうか。
もうこれ以上、ギャンブル依存症の国民を増やしたくない・・という発想なのでしょうか?
カジノへの入場規制とか、
高めの入場料金の設定・・
といった安易的な考えではとても解決策にはなりませんね!
ギャンブルにのめり込む方々には常習性があります。(自分もそうですが・・^^;)
パチンコなんか、最もイイ例です。
日本全国、ちょっとした駅前には1軒は必ずあり、車でちょっと走れば大型店舗が道路脇にズラーと並び、 家から数分歩けばパチンコホールという環境も当たり前の様にありますね。
つまり、地理的にも時間的にも”行き易い”状況であり、やがて”通い易い!”に変わっていくのです。
この様なインフラが整っているおかげて、ちょっとでもパチンコで味を占めた人は
やがて立派な「パチンコ常習犯?」となってしまいがちです。
今後、日本のどこかにカジノが建設された場合はどうでしょう。
その立地状況から ”リピーターとなり常習的に通える” 環境にある人は、ほんのごく少数に過ぎず、
「一度はカジノに行ってみたい」と思う人は大勢いるでしょうが、
「毎日でもカジノに通いたい」と思われる人はそう多くはいないものと思います。
それよりも、「次回カジノで遊ぶ為に、しばらくパチンコを止めて軍資金を蓄えておこう!」・・と考える人も増えていくのではないでしょうか。
そう言えば、大のギャンブル好きで知られる漫画家でタレントの蛭子能収さんがTBS系「白熱ライブ ビビット!」でこんなコメントをされていました!
蛭子能収さんと言えば・・競艇から海外カジノなど、これまでギャンブルで1000万円は負けている!と言われてい根っからのギャンブラー!
蛭子さんは今回のカジノ法案の可決の可能性が濃厚になった事つき、「カジノに通い続けられるなら通い続けたい!」との大喜びぶり^^;
ただ「5、6000円を持って、負けたら帰ってます」と、大損する前に退散することも明言していました。
蛭子さんのコメントの様に、使う金額にしっかりとキャップを設定しておいても、
「毎日通う!」・・となれば、蛭子さんもやはり”ギャンブル依存症”ということになってしまうのでしょうか!^^;
ともあれ、これを機に、超党派の議員の皆さんで、「ギャンブル依存症への対策」問題はよ~く話し合いされることを期待したいと思います。
くれぐれも、カジノだけを「悪者」扱いしてはいけません。
もし、カジノ=「悪」・・ならば、当然すべての賭博行為=「悪」となりますので、
TVなどで大々的に宣伝しているLOTO 6 なんか、
当たる確率からいっても「最悪」となってしまいますね^^;
<追伸>
当サイト記事でも紹介する様な「一攫千金」を狙う楽しみも確かにカジノにはありますが、
様々なエンターテイメントにあふれたゲームを、少ない資金(賭け金)で出来るだけ長~く遊ぶというのもカジノならではの楽しみ方なのです。