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サイパン・ベトナムに活路を見出す?マカオのカジノ

更新日:2016/05/26

 
マカオは面積約30平方キロ、人口約64万人の小さな街だが、海外(中国本土、香港、台湾を含む)から 年間3000万人を超える旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られています。
 
市内には大小合わせて36軒の豪華絢爛なカジノ施設が建ち並び、ラスベガスを大きく上回る世界一のカジノ売上規模を誇ることで有名ですね。
<参考記事>⇒マカオのカジノ
 
macaoしかし、そんなマカオのカジノ収益は、昨年(2015年)では対前年34%もの大幅なマイナスを記録してしまいました。
 
かつてマカオのカジノ売上の大半は、中国人富裕層によるVIPルームでの売り上げに依存するものでしたが、ここにきて中国政府の緊縮政策のあおりを受け、中国人富裕層達のマカオ離れが進んでいるのです。
 
カジノのVIP顧客が好んで楽しむカードゲーム、バカラの収入で測るマカオのVIP収入では、昨年は160億ドル相当と、前年比で40%も減ってしまったのです。
 
この様な情勢を受け、今多くのマカオのカジノでは「VIPルーム依存路線」から、一般客(マス)のシェア拡大へ向けた動きが進められているのです。
※カジノの平場(ザラ場)で遊ぶ一般旅行客のことを、カジノ用語では「マス」と言います^^;
 
国際金融大手CLSAのコンシューマー・ゲーミング(カジノ)リサーチ部門総監、アーロン・フィッシャー氏によると、
マカオでは今後もマスをターゲットとした大型IR(統合型リゾート)の開幕が相次ぐことから、
2020年にはマスの売上がVIPルームを上回ると予想しており、具体的にはマカオのカジノ売上に占めるマスの比率は2012年の27%から2020年には58%に達すると見ています。
 
 
一方、高額の賭けを楽しむ中国人VIPを、このマカオから東南アジアや南の島にいざなおうとしている大手カジノ運営各社もあるのです!
 
顧客(VIP)を連れて行きたい新しい候補先とは、「ベトナム」であり、「サイパン島」となります。
 
インペリアル・パシフィックの世界資本市場担当社長シェン・ヤン氏によると、「カジノ各社は多角化を進めている時期であり、各社が海外に目を向け、利益を出すことができる場所にカジノを楽しみたい顧客を連れていこうとするのは当然だ。」と述べています。
 
 
今後、マカオのカジノ産業がどの様な方向へ向かっていくのか!
 
拠点を変えてのVIP層の誘致なのか?・・それとも「脱VIP」路線に転向していくのか・・?
 
注目していきたいと思います。