ローリングバックとは、カジノが客に対して行うサービスのひとつで、このシステムは マカオ、シンガポール、韓国 などで行われており、カジノの本場 ラスベガス にはありません!
その内容は、
客が勝っても負けても動かした総額から1%程度をカジノが客にバックしてくれるというものです。
たとえば、あなたが日本円で500万円持ってマカオのカジノへ行き、運悪くすべてスッてしまたとしましょう!
1回10万円のベットでバカラをプレイしたとします。
数時間のゲームで、あなたは当然勝ったり負けたりを繰り返してきているわけですから、
トータルで100回ほどベットをしていたとして、
トータルで動かした金額は(10万円×100回)で1000万円と計算され、
決まったパーセンテージ(1%程度)があなたにカジノからキャッシュバックされるというものです。
1000万円の1%ですから、10万円ほどとなります!
カジノ側としては、スッテンテンになってしまったお客様に、せめて帰りの飛行機代や食事代などを残してあげよう・・といった、”武士の情け”的なサービスでもあるのです。
※ もちろん、ゲームに勝つことで所持金が増えた場合でも、同様に賭けた金額の決まったパーセンテージの金額がローリングバックされます。
でも、よく考えてみると!カジノ側にとって、一番困る事とは、客が大勝することではなく、
反対に大負けしてしまった客が二度とカジノに戻って来ないこと!・・なのです。
この様なローリングバックシステムを採用することで、今回負けた客は”思わぬお金”を受け取ったことで、
「次回またリベンジしてやろう!」・・という気持ちになり、
客が再びカジノへ遊びに戻って来てくれることが期待できるのです。
ローリングチップ
さて、そのVIPルームで数百万円分の専用チップをもらうわけですが、じつは一般客がプレイしているカジノチップとは同じではありません。
ザラ場(平場)では、賭けるチップも受け取るチップも同じチップが使用されているのに対して、VIP客の場合はベット専用チップとキャッシュチップが別々に用意(色や形が異なる)されています。
この、ベット専用チップのことをローリングチップと呼びます。
VIPメンバーがカジノでプレイする場合、もし「通常のチップ」を使用すると、そのVIPメンバーがトータルで使ったチップ(金額)が、カジノ側に判断できないので、「ローリングチップ」という専用チップでプレイします。
これによってカジノ側が「VIPメンバーがいくらベットしたのか?」を把握することができる仕組みになっています。
VIP客が、300万円のフロントマネーで勝負する場合を例に見てみましょう。
1. まず300万円をローリングチップに交換
2. 「ローリングチップ」でベットし、勝った分は「普通のチップ」で受け取ります。
・・勝負を続けていくと、
最終的に300万円分のローリングチップを使い切ることになり、
手元には勝って得た分の普通のチップが残ります。
そしてまたプレイする際には、
勝ち得た普通のチップを、再びローリングチップに替えてもらい、ベットに使っていきます。
最後に、ベットしたチップ(ローリングチップ)の総額の一部がキャッシュバック(ローリングバック)されるのです。
このようなシステムのため、払い戻しされた通常のチップをベットに使ってしまうと、
その分のキャッシュバックが受けられないということです。
VIPルームでベットする際は、必ずローリングチップを使う!というのが注意点となります。
参考記事:⇒ VIPルームについて